Category : 文芸・文学 | Group : ホーム >> 刊行物一覧
深津篤史コレクション I
深津篤史 著
四六判/127×188mm/528頁
芯無し上製本/表紙箔押し+空押し/2016年
AD+ED+D+DTP:松本久木/装丁・組版協力:納谷衣美
深津篤史コレクション第1巻 関西のみならず、全国そして海外でも高い評価を受け、次代の演劇界を牽引する若手劇作家・演出家として、様々な世代から支持を得ていた深津篤史。夭折と言うにはあまりに早すぎる旅立ちだったが、不朽の名作と呼ばれる作品を活動の初期から数多く残し、演劇という舞台芸術の可能性を常に拡張し続けた。 コレクション I は、初期の名作『目覚めたくない朝もある』、岸田國士戯曲賞受賞作『うちやまつり』、そして「うちやまつり三部作」と呼ばれる『熱帯夜』『paradise lost, lost』を含む、戯曲8本を収録。時に難解だと言われる深津戯曲だが、読めば読むほど感じることの出来るその作品世界の豊かさに、是非触れてもらいたい。 _ 掲載内容 [戯曲] 目覚めたくない朝もある 海が私を嫌っている よぶには、とおい 追奏曲、砲撃 深海魚 熱帯夜 うちやまつり前日譚 うちやまつり paradise lost, lost [詞] ほそ長く伸びた腕が遠く… [寄稿] 内田洋一「演劇で詩をつむいだ人」 _ ふかつ・しげふみ 劇作家・演出家。1967年8月8日、兵庫県生まれ。同志社大学大学院文学研究科新聞学専攻修士課程修了。1992年劇団「桃園会」を旗揚げ。1998年 『うちやまつり』で第42回岸田國士戯曲賞受賞。同年兵庫県芸術奨励賞、第16回咲くやこの花賞受賞。2006年『父帰る/釣堀にて』及び『動員挿話』で第13回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞など。大阪現代舞台芸術協会会長、日本演出者協会理事を歴任。 2009年8月、肺小細胞がんが見つかる。「私を滅ぼすもの」の「名前と実体」があることは「ないよりは良い」と書き記すほど、透徹したまなざしで生と死の虚構とリアリズム、自己と他者の実在と不在を劇作と演出の両面で追求した。 2014年7月31日、5年にわたる闘病生活の末、芦屋市の実家にて死去。享年46歳(満)。
3,300円(本体3,000円、税300円)
刊行物一覧
委託販売品
僅少品
品切れ品
絶版品
» カートの中身を見る
» お支払い方法