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スキゾフレニアを読む
Hitomi Kazuhiko Essays II
人見一彦 著
四六判/130×188mm/180頁
並製本くるみ表紙(真ん中で半分に分離後、表1と表4を貼りあわせて合本)/巻スリーブ付き/箔押し/2018年
AD+ED+D+DTP:松本久木
発行:INITs
人見一彦エッセイ集第2巻 オイゲン・ブロイラー、マンフレット・ブロイラー、ガエターノ・ベネデッティ、クリスチャン・シャルフェッテルなど、スイスの「チューリヒ学派」、あるいは「ブロイラー学派」と呼ばれた精神病理学・心理療法を深く研学してきた著者が、学派が歩んだ前世紀初頭から今世紀に至る100余年を、歴史・論争・時代背景・重要論文・交叉する研究者や哲学者などを紹介しながら、精神医学の核心を問うエッセイ集第2巻。 第1章「精神分析をめぐる正統と異端、チューリッヒ学派」、第2章「スキゾフレニア、チューリッヒ、ブルクヘルツリ」、第3章「ブロイラーの理論」、第4章「オイゲン・ブロイラー、人と思想」、第5章「ブルクヘルツリの学問的業績」、第6章「ブロイラー思想の継承者たち」で構成。前巻『こころの読み方』にも通底する、“真実の心理探究とは何か”を証す一書である。 >>第1巻『こころの読み方』 _ 精神科医は患者の生活史を詳細に研究すればするほど、その患者をよく知ることができると、オイゲン・ブロイラーは主張している。理論的立場、その光と影、臨床実践などについて知れば知るほど、単なる診断名を超えて、精神医学の本質的なもの、そしてスキゾフレニア(Schizophrenie和名:統合失調症)の本質的なものに触れることができるのではないだろうか。 今一度、統合失調症の精神病理と精神療法の歴史を振りかえり、先人たちの思想に触れることにより、明日への治療のヒントが得られるのではないか、これが本書を執筆した動機である。 (「まえがき」より) _ ひとみ・かずひこ 1940年京都府生まれ。近畿大学名誉教授。近畿大学医学部精神神経科学教室主任教授、近畿大学日本橋診療所長、近畿大学臨床心理センター長、近畿大学国際人文科学研究所長などを歴任。精神医学・精神病理学に関する専門書、一般書多数。
3,080円(本体2,800円、税280円)
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