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Arts and Media / volume 11

大阪大学大学院文学研究科文化動態論専攻アート・メディア論研究室 編集

A5判/148×210mm/278頁

並製くるみ表紙/ジャケット巻/本文特色/2021年

AD+D+DTP:松本久木


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大阪大学文学研究科アート・メディア論研究室が発行する本誌『Arts and Media』は、アートとメディアの原初の関係に改めて注目し、芸術をもう一度、情報伝達の手段として見てみたい、そんな熱望から生まれた雑誌である。あるいは逆に、現在、情報伝達のツールとして生まれ、活用されている様々な手段が、今まさにアートへと変貌しつつあるその瞬間を切り取ってみたい。
収録される論考は、映画や写真、絵画、建築、文学、マンガ、新聞・ラジオ、演劇、博物館学などなど、実に多彩だ。この「祝祭的な混沌」が生み出すジャンル不明性こそは、ただ本研究室にのみ醸成可能な知的テンションであると自負するものである。
遺伝子の多様性が生命の安全装置として機能するように、我々は文化の多様性を保つことこそが、現代社会に対するある種のセーフティネットになるものと心から信じている。 文だの理だのといった狭隘な専門跼蹐の殻を打ち破り、百学連環の知の饗宴をとくと愉しんでいただきたい。
編集長 桑木野幸司
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[巻頭言]
桑木野幸司|再生の希望

[特集]イメージを横断する思考
フィリップ・デュボワ(著)/東 志保(訳)|ヴィデオ─状態:思考する形式
フィリップ・デュボワ|写真、映画、時間:イメージのなかに時間を見ることはできるのか?

[論文]
山本結菜|ファシズム体制下におけるミラノ・トリエンナーレとイタリアの建築様式
片岡浪秀|民間放送とNHKを隔てるもの──NHKと民間放送、双方に関わった石井光次郎の韜晦

[研究ノート]
山國恭子|フィリピン映画における第三黄金期のその渦中
松田美咲|近年のJホラーと人形
西元まり|コロナ禍におけるシルク・ドゥ・ソレイユ経営破綻分析
奥野晶子|新国誠一と詩──詩集『0音』はコンクリート・ポエトリーか

[エッセイ]
〈展評〉久米千裕|さえずりが共鳴するときまで
城 直子|カトマンズ・ゲストハウスの庭より

[報告]
〈活動報告〉稲垣智子|Diary 2020-2021──パンデミック下の制作活動
〈活動報告:第32回ポピュラー音楽学会ワークショップ「身体のポリフォニー:踊り手・歌い手・演じ手」より〉 新井 静/垣沼絢子|演劇と舞踊における身体と音楽の響きあい

[ハッシュタグ・プロフ]
圀府寺 司|コロナ下での1年
永田 靖|外地の『三人姉妹』
桑木野幸司|叡智の工房(officina sapientiae)
古後奈緒子|人形の精が手にする魔法の杖

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ISBN 978-4-910067-06-3
定価

1,980円(本体1,800円、税180円)

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