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星への祈り、銀鏡神楽──ドキュメンタリー映画『銀鏡SHIROMI』オフィシャルガイドブック

東京ドキュメンタリー映画祭2021 人類学・民俗映像部門グランプリ(宮本聲太郎賞)受賞

映画『銀鏡 SHIROMI』製作委員会 発行

A5判/148×210mm/96頁

並製本/ジャケット巻き/2022年

ED:赤阪友昭/AE:川口美保、林莉香/AD+D+DTP:松本久木

日本の古層に秘められた星への祈りと、
星のように生きる神楽の民の物語。

宮崎県の銀鏡(しろみ)という地域に500年以上前から伝わる星信仰の神楽「銀鏡神楽」と、その伝統を今に継いできた銀鏡の人々の暮らしを丁寧に追ったドキュメンタリー映画『銀鏡 SHIROMI』。
本書はそのオフィシャルガイドブックとなる。
監督のロングインタビューや詳細な神楽の解説などのほか、日本でも貴重な星の神楽について考える、さまざまな考察を収録。
映画『銀鏡 SHIROMI』をより深く読み解く充実の一冊。

劇場販売用として制作した初版本が早々に完売し、増刷を希望する声が多かった本書でしたが、このたび〈新装版〉となって一般流通販売を開始しました。


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映画へのコメント

星とともに繰り返される営み。
その反復の中で、時に不条理な“ゆらぎ”を受け止めながら、
未来へと繋げていく人々の姿に感動する。

小島ケイタニーラブ(歌手/音楽家/作家/翻訳家)

この映画の画面には敬意があふれている。
映画の中に出てくる人たちが、引き継がれてきたものに抱く敬意。
その人たちに、彼らが生きる世界に、
カメラを向ける人たちが抱く敬意。そして畏怖。
だから木一本一本、葉一枚一枚、表情一つ一つが美しい。
そして観る者も自分の敬意を加える。

柴田元幸(米文学者/東京大学名誉教授/翻訳家)

銀鏡神楽には、猪首や北極星の型示しなど、
時代と共に移り変わってきた“時”の“片鱗”が
沢山散りばめられていました。

鶴田真由(女優)

この映画は星に始まり星に終わる。
神楽とは何かという問いが、
この映画をつうじて新しくよみがえってくる。

中沢新一(思想家/人類学者)

この映画が、山の民の末裔たちの神楽世界を、
私たちの眼前に展開してくれたことがうれしい。

北村皆雄(ドキュメンタリー映画監督/ヴィジュアルフォークロア代表)

そこで暮らす人々の日々と心を、赤阪さんはこの作品により、
白いスクリーンをもうひとつの鏡として映し出してくれた。

管 啓次郎(詩人/比較文学研究者)

天に手を延べていく銀鏡の人々の太古からの
心身のダイナミズムを追った『銀鏡SHIROMI』は、
永遠の「天と地の照応」を銀幕に発光させる、
「生命循環としてのドキュメンタリー映画」の傑作である。

鶴岡真弓(多摩美術大学 芸術人類学研究所所長/大学美術館館長)

Contents


プロローグ

赤阪友昭


『銀鏡 SHIROMI』の新しさ

中沢新一


写真

SHIROMI

赤阪友昭


すべてのものは星のかけらからできている

佐治晴夫


この映画をつくったのは誰か

赤阪友昭


銀鏡神楽とは、いかなる祭か

赤阪友昭


映画を撮りながら見えてきた、
神楽にまつわる“もうひとつの物語”

赤阪友昭


山人舞う、映画『銀鏡 SHIROMI』

北村皆雄


千年先に、繋がる今

雕十せ


銀の鏡、スクリーンの鏡

管 啓次郎


『銀鏡 SHIROMI』に発光する「星と人の生命循環」
──人類の「自然哲学(フィロソフィア・ナトゥラリス)」へ

鶴岡真弓


闇をことほぐ

鶴岡真弓✕山口智子


銀鏡神楽 式三十三番 解説

補記=赤阪友昭


製作スタッフコメント

古木洋平/森 英司/林 正樹/松田美緒


時代を超えて生きる
映画『銀鏡 SHIROMI』に寄せて

上米良久通


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>>『銀鏡 SHIROMI』ウェブサイト


赤阪友昭(あかさか・ともあき)
写真家、映画監督、プロデューサー。1963年大阪市生まれ。阪神淡路の震災を機に、狩猟採集や遊牧の暮らしに興味を持ち、モンゴルや北極圏など辺境への旅をはじめる。雑誌への写真と文の寄稿、テレビ番組の制作や公共施設での写真展やプログラム制作、国際文化交流プロジェクトのプロデュースなど活動は多岐にわたる。東日本の震災後は、福島の立入制限区域内の撮影を続け、記録映像を福島県南相馬市と共同制作する。映画関係では、ドキュメンタリー映画『あたらしい野生の地─リワイルディング』(オランダ)の日本語版を制作し、日本全国で劇場公開する。2009年より写真ギャラリー「photo gallery Sai」(大阪市福島区)を主宰。写真家で1996年に亡くなった星野道夫氏とは生前から交流があったことから、彼の死後、その遺志を継ぐようにアラスカの先住民と交流を続けてきた。特に星野道夫の盟友で先住民クリンギットの神話の語り部であるボブ・サム氏とは親交が深く、2000年にはアラスカ先住民族クリンギットの古老エスター・シェイを含む6名を日本に招聘し、「神話を語り継ぐ人々」と題した国際文化交流プロジェクトを共に開催する。このプロジェクトで、北海道のアイヌとの神話に関する文化交流や明治神宮での神話のストーリーテリングなどの統括責任者を担う。エスター・シェイは、クリンギットとアイヌの間に民族的な繋がりがあることを感じており、星野道夫氏は、その出会いを強く望んでいたという。また、2008年8月には星野道夫のためにアラスカ州シトカに彼のトーテムポールを立てるプロジェクトも実現する。現在は、写真や映像制作を続けながら、日本の古層に残る基礎文化を太一陰陽五行思想などで紐解き伝える講座や勉強会なども主催している。

















 


ISBN 978-4-910067-12-4
定価

1,650円(本体1,500円、税150円)

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