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映画批評は批評できるか〈番外編〉
重政隆文 著
四六判/127×188mm/344頁
上製本/2007年
装丁:宮脇篤志
映画館主義による映画書批評第3弾 専門家の映画批評がいつも面白いわけではない。 局外者の映画批評がいつも退屈なわけではない。 面白い映画批評は誰が書こうと面白いのだ 局外批評家だからといって最初から馬鹿にすることはこれも墓穴を掘ることになる。専門批評家はどうしても映画界との関係が密になり、本当のことを書きたくても諸般の事情で書けないという場合が生じる。率直に言うなら、映画公開前に映画の悪口を正しく書く専門批評家はごく少数である。観客の側につくのではなく、映画会社の側につく場合も結構多そうである。 部外者である局外批評家にはそういう心配はない。文句が出たら、卑屈に謝ったり、映画批評の筆を折ったりすればいい。逃げ道がある。本職が別にあるから、生活に関わってこない。映画会社の思惑をまったく無視して発言することも可能である。 そこで本書では、いわゆる局外批評家の書いた映画書を先入観なしに読んでみて、読む価値があるのかないのか、面白いのか面白くないのか、プロとアマチュアに差があるのかどうか、見極めていきたい。(本文より) しげまさ・たかふみ 1952年生まれ/大阪芸術大学芸術学部教授。専門は映画・演劇。映画館主義者/日本映像学会会員/映画研究誌『FB』同人。現在、年に2回大阪近辺のミニシアターに出没するフリー・マガジン『劇場分子』と、国書刊行会発行の『映画論叢』に連載を持つ。
2,200円(本体2,000円、税200円)
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