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大竹野正典劇集成 I

大竹野正典 著

四六判/125×187mm/400頁/検印・シリアルナンバー入り/別冊付き

コデックス装/スリーブ帯/天アンカット/2012年

刊行委員:小堀純/小栗一紅/後藤小寿枝/高岡孝充/塚本修/広瀬泰弘/松本久木

造本設計+DTP:松本久木 装丁:高岡孝充


満たされた孤独
   途方もない寂寥
人間の心の澱を、男は執拗に描いた


2009年7月19日、海水浴中の事故により48歳という若さで世を去った劇作家・演出家、大竹野正典。
彼が遺した多くの劇作を紹介すると共に、様々な角度から彼の“生き様”に迫る〈劇〉集成の第一巻(全三巻)
最後の活動母体となる「くじら企画」期からの戯曲8本のほか、作品解説・年譜・上演記録を収録。
また事故の日を関係者の目から綴った別冊「あの日のできごと」を附す。

戯曲などという立派なものでは無い。私にとってのホンは、芝居の為に役者が踏みつけるもの。台本であります。云い換えれば、観客を前にしての上演される芝居が全てであり、台本はその為に付随する叩き台と思っている訳です。(大竹野正典「役者が踏みつけてくれたもの」より)
 大竹野が「台本」と名づけた、ここに収められた八作品は役者たちが稽古場で、本番の板の上で、力いっぱい踏みしめたものだ。
 大竹野が愛してやまなかった役者たちが時に鬼になり、時に菩薩になり、大竹野が憎しみ、愛した人たちの心の澱を絞りとる。ひとりの作家の妄想を超えた、登場人物たちの圧倒的な実在感がここには在る。そうして、それが成しえたものを私たちは「戯曲」と呼ぶのだろう。芝居は上演してこそ意味がある。否、“上演した”ものを「芝居」と呼ぶのだ。[中略]
 文学、とりわけ演劇の醍醐味は「誤読」にあると思うが、大竹野が自らの言葉を役者に踏ませ、稽古場で再構築した結果のこれらの「戯曲」こそ「誤読」にふさわしいものはないだろう。ここにある台詞の背後にある、無数の「――」、書かれなかった句読点に思いを馳せてほしいと思う。
(小堀純「台詞の背後にあるもの 発刊の辞として」より)








 


ISBN 978-4-944055-51-7
定価

3,240円(本体3,000円、税240円)

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