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アサヒ・ブルース

マティアス・ポリティキ 著 市川 明 編

短歌翻案:高田ほのか(歌人)

翻訳:市川 明/内山奈美/岡野彩子/皸羝┿辧針黙 瞳

B5変型判/187×187mm/128頁

並製本/ドイツ語原文付き/2015年

AD+D+DTP:松本久木


記憶のアクロバット、穎異のユーモア。

現代ドイツ文学界を牽引する
マティアス・ポリティキ本邦初訳作品集


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[所収作品]
アサヒ・ブルース その町の南のはずれを詠んだ詩 ☆
短歌 ☆
詩 ☆
散文 ☆
エッセイ
☆=ドイツ語原文付き 

[他]
序奏─友情への マティアス・ポリティキの魅力
あとがき
出典・翻訳者一覧

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 本書はドイツ人作家、マティアス・ポリティキ(Matthias Politycki)の作品集の翻訳である。現代ドイツ文学を牽引し、小説、詩、エッセイなどの分野で幅広く活躍するポリティキを日本で初めて紹介することができ、たいへん大きな名誉だと喜んでいる。
 この本の成立のきっかけとなったのは、すでにまえがきで触れたように、昨年9月に大阪市とハンブルク市の友好都市提携25周年記念事業の一環で、ポリティキが来日し、大阪に1ヶ月あまり滞在したことだ。その間、彼は多くの友人を得て、大阪の多くの場所を訪れ、その様子をメモに書きとめていた。彼は日本の文化にも大きな興味を示し、短歌・俳句などの日本の伝統文芸を彼の文学に取り入れようとしてきた。滞在の成果は本書の冒頭に収められた詞華集「アサヒ・ブルース」となって結実している。
(…)
 本書の構成は、1.2014年の大阪滞在で生まれた詞華集「アサヒ・ブルース」(これは本書のタイトルにもなっている)、2.『台風京都上陸』を出典とする短歌九首、3.ソネットなどを多く含む十四篇の詩、4.「マグロの死」「ある作家の一日」「名刺」の三つの短編からなる散文、5.先にあげた講演原稿と新聞記事を収めたエッセイ、以上の五章立てになっている。なお冒頭のまえがきでは、ポリティキの魅力について市川が書いている。合わせて読んでもらいたい。
(…)
 ハンブルクと大阪という二都市の友好をきっかけに生まれた本書が、日本とドイツの文化交流の一助となるよう願っている。ポリティキ文学の深い森にいざなうことができ、そのすばらしさや言葉の力を少しでも示すことができれば、われわれ翻訳者・翻案者にとっては大きな喜びである。みなさんが短歌や俳句など日本の伝統文芸を再発見し、ドイツ語にも興味を持って、いつか日本語とドイツ語の二言語で短歌や俳句を作るようになってほしい。そんな期待も抱いている。
(市川明「あとがき」より)

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マティアス・ポリティキ|Matthias Politycki
1955年、ドイツ・カールスルーエ生まれ。ミュンヘン大学、ウィーン大学で現代ドイツ文学を学び、ミュンヘン大学にて博士号を取得。ドイツ文献学研究所研究員を経て、1990年にフリーの作家となり、現在はハンブルクおよびミュンヘンを拠点に活動。小説、詩、エッセイ、専門書、オーディオ・ブックなど幅広い形式で作品を発表するほか、世界中を周り、多数の旅行記を著している。2000年から2005年にかけて、作家・編集者・評論家のための集会「Ohne Titel」をバイエルン州エルマウ城で開催。2011年にはミュンヘン文学フェスティバルのキュレーターを務めるなど多彩な文学活動を行っている。
ミュンヘン市民文学賞、バイエルン州文学奨励賞、エルンスト・ホーフェリヒター賞、ハノーファー北の旅行文学賞など国内外の文学賞受賞多数。また、数々の奨学金を取得し、デンマーク、オーストリア、アメリカ、イギリスなど世界各国で滞在制作を行っている。これらの作品は英語をはじめ、フランス語、イタリア語、中国語や韓国語に翻訳されている。2006年にはドイツの海運会社ハパック・ロイド社から初代「船舶作家」に選出され、同社の豪華客船で半年間にわたる世界航海執筆旅行に参加した。

「記憶のアクロバット」「穎異のユーモア」と表される鋭い洞察力と独特のセンスを持った作品は文学の形式を越えて生み出され、本書でも短歌・俳句・詩・画・散文として、その魅力を味わうことができる。














 


ISBN 978-4-944055-75-3
定価

2,376円(本体2,200円、税176円)

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